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 2008年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 3月6日 吾妻連峰 東大巓(1927b)  

栂森方向より久蔵森

久蔵森より大滝沢と東大巓方向

山頂より潜滝方向へと落ちる好斜面

大滝沢の高巻終了点から沢床

大滝沢の源流部

源流部より久蔵森と高倉山のピーク

板を横にすると通過できない滝の落ち口


久蔵森の動画

 以前にも大沢より東大巓の往復を計画した時があったが、その時は時間的な問題等で栂森往複となった事があった。条件に恵まれれば余裕で往復は可能と思われ、吾妻では東吾妻プラス高山下りに並ぶロングツアーコースとも言える。時期的にも適度な深雪と雪質に恵まれる今頃が適期と考えていた。

【日程】 3月6日 天候:曇り
【山域】 東大巓
【ルート】 大沢(大小屋)より久蔵森を経由して東大巓を往複
【装備】 板:BDリリック163 金具:TLTスピード
      靴:TLT4PROツアーライトテック
【データ】 滑降高度約1800b 移動距離約27`
       行動時間10時間5分

 出発予定地点は大沢駅前では無く、手前の大小屋からと考えていた。下りのルートとして多少はスムーズに戻れる感じがする。前日の降雪は僅かで、スムーズに空きスペースに車を停める事ができた。思ったより積雪は多くない。

 簡単に朝飯を済ませてから出発準備。6時45分、除雪終了地点からシールで歩き出す。予定時間より少し遅れてはいるが、先は長いので焦らずにゆっくりとペースを上げて行く。モービルの古いトレースが道形の真ん中にあるので端っこを歩くが、固雪の上に薄く新雪が積もっていて歩きやすい。間もなくツアーコースと合流、この先の林道歩きが長い。

 天候は晴れてはいるが、稜線を隠す灰色の雲の流れが速い。見慣れたコースをスムーズに通過して牧場を通過、ここまでのペースは悪くはない感じです。橋の架かる沢を越して茂皮平への登りになる。道形をショートカットしての林の中の登りとなり、山スキーらしい雰囲気となってくる。風向きのせいか全般に斜面への雪の付きは穏やかで歩きやく感じる。

 茂皮平で一休みしてから東大巓と栂森間の稜線を目指して歩き出す。尾根に取り付くと急な斜面ではシールが滑る雪質で、大きくジグを切りながらずりずりと高度を上げて行く。地図で見るより複雑な地形の中をGPSの大まかなルーファイで通過、概念のつかみ難い地形です。視界不良

 ようやく栂森との鞍部となる東大巓への稜線に出る、10時30分。この先東大巓までは幾つかの小ピークがあり、意外と時間を要する。余裕があれば東大巓から大滝沢を下り、金名水辺りに登り返すつもりでいたが、久蔵森の姿を見ているうちに心変わり。久蔵森を経由して大滝沢へと下り、沢筋を詰めて東大巓を目指す事にした。

 いったん久蔵の鞍部へと急な斜面をシールで下るが、これが中々にスキー向きの斜面で快感、雪も良い。久蔵の急な登りは横に逃げたり、カニになったりしながら少しずつ高度を上げて行く。久蔵森山頂、11時45分。東側からの眺めが良く、写真を撮ってしばし休憩。気温は−5度。以前から目を付けていた潜滝方向へと落ちる尾根がやはり良い。山頂からはいくつかの白い滑降ラインがある。

久蔵の山頂

大滝沢

 東向きの急な斜面は固いバーンの上に新雪が積り、雪板状に大きく崩れて足元を取られるが、久し振りのジャンプターンに心も弾む。後は滑り易い樹林の中を上流を目指す心がけで大滝沢の沢床へと滑り降りた、12時25分。上流を見ると沢筋はミニゴルジュ状になり左曲していた。潜滝は下流のはずだが。カニ歩きで奥へと進んでみると、深い滝つぼの先に10b程の滝形があり前進は無理。

 少し思案。右岸のルンゼ状が雪に埋まって登れそうだ。板を片手に、ストックはザックに付けてツボで登る。板を利用して30b程の巻きはスムーズに終了。上流には小滝があるような感じもあるが、段丘を利用できそう。シールを付けて上流を目指す。沢筋は風が無く日差しも出てきて汗が出る。高度を上げるにつれて斜度も出てきて歩きやすくなるが、積雪は少しずつ増える傾向。稜線方向に雪庇が見える。

 遠くに山頂(偽)を確認できるようになると樹林帯を抜け出し、白い大斜面が広がり心地よい。回り込むように稜線に上がる予定だっが、大きな雪庇に魅せられて山頂直下へと。安定した雪庇の切れ目から山頂付近に上がり一休み。風は冷たいが厳冬期の厳しさはもう無い、黄砂に汚れた雪と言い春の山の気配です。僅かに歩いて東大巓山頂へ、14時5分


山頂稜線の雪庇

 明月荘が確認できる。雪庇側沿いにシールで下り明月荘へと進行、シールの滑りが良い。マップソースに小屋の記載が無いのでポイントをGPSに打ってみる。後は大沢下りの沢コースを下る予定。シールのままで歩いて沢の源頭部へ。天候は風雪模様となってきた。気温は−10度。ツリーホールでシールを剥がして滑降準備、14時50分

 雪は良く板の走も良いが、目前の雪面の状態が判らないので慎重に滑る。斜度が落ちてからは推進と歩きが入るが通過はスムーズ。汗をかいた身が冷える。ノド状に狭くなる滝の入り口付近、何か何時もと雰囲気が違う。確認すると風の影響で雪付が悪く、滝の落ち口が露出ていて滝つぼが落とし穴の様になったいた。板を横にしてみると狭く、板が岩の間を通過できない。

 シールで登り返して巻くのは簡単だが、さてどうしましょう。面倒なので板とストックを投げ下ろし、空身で下降してみる事に。雪の下はブルーアイスが隠れていてでツルツル。ミニジャンプで滝つぼに落ちると腰上で着地、問題なしで良かった。雪を崩して這い上がる。再度板を付けて滝場を通過。沢筋の急な斜面は雪も良くおいしい所だが、新雪が大量に流れていくので不気味、弱層は無い様だが。

 傾斜が緩くなった所でシールで尾根を目指す。トラバース気味で良かったのに、少し頑張りすぎて高度を上げてしまった。砂森の尾根でシールを剥がして滑り出す、15時45分。尾根の滑りは快適だったが、やがて尾根は沢に吸収されて沢筋に滑るようになる。高度を上げた分、予定のルートからずれてしまった。

 修正しながら林道の道形に出て、暫らく下ると消えかけた登りのトレースに出合った。雪は軽く板の走りは良く心地よい、ここまでの遅れを取り戻せそうです。広い放牧場を快速で通過、その先の緩い林道でも板は滑る、気温は高い。16時50分、出発地点に戻り。

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