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 2008年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 3月18日 吾妻連峰 中大巓 

沢の入り口付近 若女平と飯豊連峰が見える

小和須知沢

中大巓の白い頭が僅かに見える 中央がルート


 吾妻方面も好天が続き、若女下りを気軽に楽しめる期間も残り少なくなってきた。先週痛めた腰の様子見を兼ね、いつもの若女下りへと出かけてきました。

【日程】 3月18日 天候:晴れ
【山域】 中大巓
【ルート】 若女下り小和須知沢コース
【装備】 板:BDリリック163 金具:TLTスピード
      靴:TLT4PROツアーライトテック
【データ】 移動距離約5.3` 行動時間1時間55分

 天元台の駐車場に車を停めて温度計を見ると、場所が日だまりだったせいか+の10度程だった。車の中に居ると眠くなってしまいます。今日も時間が限られていて午前中に下山したいと考えている。登りがほとんど無い小和須知沢の横断ルートで予定していたので、時間的に余裕は有る、はず。

 ゲレンデで少し遊んでみる事に。圧雪された固い雪は少々ガタつくが速度に乗れて心地よい。前傾気味に体を倒すと板が小気味良く切れて行く、ゲレンデスキーの気楽さ。板は軽量なレディースモデルなので限界は低いが、これはこれでじゃじゃ馬的で面白い乗り味。

 9時55分、リフト終点からカニ歩きと推進でやや暫らく移動。適当な所から小和須知沢の支流と横断ポイントを目指して滑り出す。GPSで方向の確認と思ったら、この山域の地図が入って居なかった。当初の予定を変更したせいもあるが、大まかな現在位置しか掴めない現状。何も無いよりはましですが。5万図とコンパスを出して進行方向を決める。ん、だいたい。オオシラビソの深い森の中では視界が無い。

 始めはエッジが流れるほどの固い雪も、直に固いモナカ雪になり板を取られる。板が沈んで逆エッジ気味になるので板が外れるし、林間にはオオシラビソからの落雪がごろごろしていて滑りにくい。木の葉落としの術でゆっくりと進行。やがてダケカンバが交じり、傾斜が出てくると雪も少し緩んで滑りやすくなってくる。雪質が色々なので相変わらずゆっくりペース、例の木の葉落としで大きく後ろに滑っていると山スキーらしからぬ雰囲気、180か。

 真っ白な飯豊を目印に快適な沢筋の下り。遠く月山や鳥海も確認できる。暫し休憩。小和須知沢への落ち込み前でストップ。サラサラと小滝の音が聞こえる。シールを貼るのも面倒なのでカニ歩きで小尾根の末端を越え、小和須知沢の横断ポイントへと滑りこむ、10時40分。若女平までは50b程の登りなので、ストックをザックに付けてツボで登ってみる。意外と雪が柔くて結構ズボる。意識的に急な雪壁状に行ってみるが体が沈んで無理、っで迂回。こうゆうのも面白い。

 若女平でザックを降ろしたついでに15分休憩。のどか。シュプールやシューのトレースが入り乱れる林間コースを下降。尾根の末端を避け、やせ尾根の先で小和須知沢方向へと降りてみる。急な斜面にはカモシカの足跡がある、さすがは四足だ。やがて道形に出て橋を渡ると終点は近い。11時40分、車道に出て終了。