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 2007年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 12月22日 会津駒ヶ岳 (2132b)          

中門岳と丸山岳方向

山頂より越後駒方向

駒ノ小屋

源六郎沢源流部

 12月でも積雪が比較的多い会津駒。この時期には過去に何度か訪れた事がある山。下部で少々藪等がうるさい傾向は有る物の、上部の粉雪と広い尾根のツリーランは会津駒ならではの快適滑降を味わえる。厳冬期の天候と積雪は厳しいものがあるので、12月の良い時期のツアーは狙い目と考えられる。天候が荒れれば国道の除雪も追いつかず、アプローチの段階で問題が出てくる事もある。

【日程】 12月22日 天候:曇り
【山域】 会津駒ヶ岳(2132b)
【ルート】 登山口より山頂を往複
【装備】 板:BDリリック163 金具:TLTスピード
     靴:TLT4PROツアーライトテック
【データ】 移動距離約12` 累計登高高度 約1330b
       行動時間 8時間10分

 登山口近くの駐車場に車を停めて出発準備。思った程寒くは無くて気温は−3度。6時20分、国道をシールで歩いて登山口へと向かう。雪に覆われたスキーの古いトレースが微かに残る。林道を暫らく歩いてから左手の沢沿いに進行。積雪は次第に増えてきて浅いラッセルが続く。尾根に上がるには良い状態では無く、気も進まないので夏道を辿ってみる。

 板を脱いで階段を上がってから再度板を付ける。まだ道形が判るし、目印のテープが付いているので迷う事も無い。暫らくして広い尾根に上がるとラッセルも浅くてなってきた。8時10分、アンテナ通過。久し振りのシール歩行のせいか早くもバテ気味。深いラッセルでは無いのに足が重い、パック気味の雪が重いのか、運動不足のせいか。シールには防水スプレーがしっかりと効いているのでダンゴでは無いはず。

 軽量金具のTLTはラッセルでも軽快で、163の板でもトップが自然と浮いてきて、波打つ雪面に刺さるような動作が無く歩きやすい。その割には次第にペースは遅くなる傾向が気になるが。森林限界を抜けると、尾瀬の白い山々や周辺の展望が広がる。山頂付近の雪はクラストして歩きやすいが滑るにはどうか。

 11時55分、駒ヶ岳山頂。雲っているが展望は良く、至仏山や越後三山、丸山岳と白い峰々の眺め、写真を撮る。風は無く気温は−3度と穏やかなピークで長めにゆっくりする。来た道を戻るのもつまらない、ちょっと寄り道で源六郎沢1850b付近まで滑り込んでみる計画。山頂付近の滑降ルートと雪質が良くないので、駒の小屋方向へと下ってから沢筋へと滑り込む。モナカ状の雪のせいか板の返りが強く、弾むような感じのターンで斜面を下る。

 じゃじゃ馬のような性格の板。シュプールもポケロケのような綺麗なラインでなくて稲妻形に刻んでしまう。基本的に板の走りが良ければ満足ですが。思ったよりV字型の沢筋を下るが、沢芯を外して滑るも弱い弱層を感じる、少し気になるので途中の1900b地点でストップ、12時20分

 駒の小屋の下辺りを目標にシールで登り返す。付近はオープンスロープで遠近感が無く気味が悪い、傾斜は25度位か。13時15分、尾根上でシールを剥がして滑走の準備。尾根上は雪も柔らかくなり、自在なターンが楽しい。天然ウェーブと弾む板のコンビが絶妙で童心に帰る気分。下るに連れて藪気味になってくるので夏道を辿る、駒の夏道は幅がかなり広いのでスキーで滑るには充分、楽しめる。

 ショートカットでジャングルを抜け、林道に出ると新しいトレースが有ったので林道を下ってみたが、気が付くとこれはワカンの足跡だった。緩い車道は板も走らず、漕ぎ漕ぎ。最後に寄り道した感じで登山口へと戻った。あとは僅かに歩いて出発地点へと戻り、14時30分
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