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 2007年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 2月2日 吾妻連峰 高山                       

1,100b付近

高山山頂

深い軽い


 今の時期ならば近場でも充分に深雪を楽しめる吾妻連峰。自宅からも良く見える高山へと高山下りに出かけてみた。

【日程】 2月2日  天候:雪
【山域】 吾妻連峰 高山(1804b)
【ルート】 林道ゲートより山頂を往複
【装備】 BD.リリック163 靴:スカルパF1
【データ】 移動距離約14` 高度差1150b
       行動時間5時間55分

 平年より明らかに積雪が少ない吾妻連峰。出発前日から降雪があり土湯付近からは雪道となるが、なんとか不動湯との分岐にある林道ゲート前まで車で入る事ができた。バックして方向転換をしようとしたら、雪が深くて亀の子状態となってしまった。ザックからスコップを取り出し雪かき作業。雪の浅い所に抜け出し無事脱出、思わぬ所で時間をロスしてしまった。

 7時10分、予定より遅れて歩き出す。朝飯食ってゆっくりしたのでスタートは更にゆっくりとなったが、タイムと天候次第では東吾妻まで行きたい考えも、ある。林道のショートカットは雪が少ないので気が進まないが、林道歩きよりはましで適当にカットしながら進む。道を奥に進むつれて雪は本降りとなり、帰りの車の事が少し心配。積雪も次第に増えてきつつある

 小一時間程で目印の無い登山口に着き、林道を離れ夏道沿いに進行。締まったベースに20a前後の積雪があるが、雪は軽く割と軽快に。金具がTLTだと雪が深い時でも軽快で歩きやすい印象。G3のシールも意外と急な斜面でも粘り、この雪質なら直登に強い。

 笹が目立つのでほぼ夏道通りに登る。尾根が明確になる辺りでは風が強く、冬山らしい雰囲気。暖冬に慣れた身にはきびしいです。緩斜面の中の下枝を避けてジグザグに歩き、次第に傾斜が増してくると山頂も近い雰囲気となる。休憩して少し休んだら体が冷えてしまい今度は中々上がらない、気温差が大きく大汗を掻いたのが一因か、特に手の冷えは厳しい。

 GPSの表示通り、大きな反射板が現れ高山の山頂着、11時15分。強風の中、東吾妻を目指し夏道を下ろうとするも、いっきに体温が奪われキビシイ。気も進まないので即決でUターン。山頂下のオオシラビソの根元へと避難。体が低温に慣れていない。シールを剥がして往路を戻る事にする、気温は−10度。それにしても山頂付近の新雪は軽く、深く腰付近まで潜ってしまい快適そのもの。しばらくツリーランを楽しめる。傾斜が緩んでくると板は走らないので、往路のトレースを拾いながら推進で通過。

 ブナ林の中は雪が深くてあまりターンはできないものの、概ねこちらも快適。林道に戻りトレースを利用しながら推進で下る、雪が積もり板の走りは悪く汗が出る、それでも30分程でゲートに到着。13時5分、出発地点に戻り。

 さらに雪の積もった林道をフォレスターの腹を擦りながら慎重に下り、除雪された車道に出て一安心。ヒーター全開でも手足の冷えが気になり土湯温泉へと直行した。
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