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. 写真 ルート図
 2005年 山スキーの記録
yamayama.s.

 5月20日 飯豊連峰 北股岳と北股川

滝沢と赤つた沢 温身平より

滝沢を辿り梅花皮滝へと詰める

梅花皮滝 上から三段目付近

石転び沢

北股岳山頂

おういんの尾根と右に北股川

財布沢1280b三俣へ

1280b三俣 胎内尾根へと至る沢筋

胎内尾根を辿り門内岳へ

門内小屋と胎内山

門内沢と門内岳

 おういんの尾根より見下ろす北股川。北股岳と門内岳からの支流を合わせて適度な傾斜で流れ下り、スキー滑降の対象として魅力的に想える。今回、時期的には少し遅い気もするが、残雪まかせの行ける所までと決め、出かけてみた。

【日程】 5月20日 天候:晴れ
【山域】 北股岳 (2024b)
【ルート】 長者原→梅花皮滝観賞→門内沢→北股岳→
      北股川→門内岳→長者原戻り
【装備】 板:KIKIスノーブレード98(メーカー不明のバッタ品)
     靴:ダイナフィット(サーモインナーは新品)

 長者原からの車道も開通時期はかなり遅くなると思えたので運動靴を持参した。まあ、のんびりと往複三時間近い歩きを楽しむ心がけなら、そう苦にはならないでしょう。3時20分、梅花皮荘の駐車場から歩き出す。

 じきに空が明るくなってきたのでライトを収納、少しペースをアップして温身平へと進む。温身平までは除雪も終了しているので、ここまでは順調に歩く事ができた。適当な所で靴も兼用靴に履き替えて再度歩き出す。

 上つぶて石の先から雪渓に上がると快適に歩ける様になる。滝沢出合い付近、今時期の滝沢は静かで落ち着いているように感じる。梅花皮滝は下から見上げた事が無かったので、予定はしていなかったが今回のチャンスを活かして観賞してみる事に。大きく寄り道です

 5時45分、滝沢出合い。スピーディーな行動を念頭にザックと板は置いて空身で梅花皮滝を目指す。滝沢の入り口は広くは無いが、残雪豊富な谷筋は進むにつれ沢の幅も広くなる。左岸の急峻なスラブ帯と残雪が朝日を浴びて輝いていて、思いの他に険悪さは無い。雪崩と落石は落ち着いて居るようだが、上のほうにはまだ不安定な雪塊が残っている。

 早足で歩くので息が上がります。鬼の居ぬ間のなんとか・・・本日は不在の様で。ワッセ、ワッセ。沢筋は傾斜を増し、左曲した先に梅花皮滝が見えてきた。周囲を雪に磨かれた逆層のスラブと傾斜のある岩壁に囲まれ、三段になって落ちる水量の豊富な滝は見事(拍手)。思ったより真近に見ることができました(合掌)。

 しばらくは同じ様な写真を何枚も取リ続ける。右岸のスラブからは幾筋かの滝を落とし、見上げると空から水が落ちてくる様に見えます。ゆっくりもして居られないので、梅花皮滝の余韻に浸りながら足早に出合いへと戻り。6時20分、滝沢出合い。

滝沢出合い

滝沢左岸尾根

 兼用靴のサーモインナーを新調したが早足で歩いたせいか足当りが具合悪い、この先で靴擦れができそうな予感。靴擦れを作らない歩き方、最近忘れていたせいか、不覚なり。

 石転びの出合いを通過して門内沢へと進行。でと門内沢の先で休憩ついでにアイゼンを装着し、何時ものストックとピッケルのコンビで登り出す。門内岳へ至る二俣を左に曲がると門内沢の広大な斜面を確認できる。デブリ等も無くキレイだが稜線の雪庇に一部不安定なのが残っていた。

 北股岳を目指し斜面にステップを刻んでいくが、スケールがデカイので真近に見える稜線も中々近付けない。ようやく稜線に出て、幅の広い雪庇をルートに山頂直下へと進む。北股沢や周囲の展望は素晴らしく眺めを楽しんでから山頂へ。

 9時45分、北股岳の山頂。少し霞がかかっているが遠く佐渡や山形市、鳥海山も確認できる。一服してからおういんの尾根を少し下り、笹薮の中をトラバースして5分程で雪渓に出た。門内岳側の夏道からアプローチした方が早かったでしょうが鮎倉沢の確認もしたかったので。

北股の山頂で

財布沢へ

 早速板を付けて財布沢へと下る事にするが、三国沢へと下る沢筋も雪の付きは良く気になります。想像していたより急な財布沢の源頭を、地形の変化と固い雪質に注意しながら慎重に下降。沢床に降りても意外と傾斜はあり快適なターンを刻みつつ下降を続ける。

 やがて、先の尖った二の峰が目立つ胎内尾根も見上げるようになり、大岩の目立つ側壁も深くなってくると、第一目標の1280b三俣も近い。時期的にこの辺で様子を見ながら下れる所までと考えていたが、この先まだまだ谷は豊富な雪で埋り続けていた。

 その内に雪も途切れるだろうの予測の元、さらに下降を続ける事に。古いデブリや割と新しいデブリを避けながら順調に下り続け、幾つかの沢を合わせて右に左に沢は曲がり飯豊の懐奥へと進入。

三国沢出合い

財布沢左岸

 10時40分、960b二俣で鮎倉沢と合流。この先はデブリの通過に推進が入るようになるし、当初の予定よりかなり下まで下ってしまったので、ここを折り返し点とする事に。それにしても何処まで下れるのか、V字状の谷なだけに沢の埋り方も半端では無い。

 何時の間にか通り過ぎた彦兵衛滝は完全に埋っていた、左岸の特徴的な岩峰はスラブの側壁を要して睨みを利かせている。周回コースを組める鮎倉沢も状態は悪くは無そうです。二俣の岩場の下で大休止して周りの景観を楽しむ、現場で見て空気を感じる事が出来る幸せに感謝したい。今度からは御神酒を持ってきましょうかね。

彦兵衛滝付近の右岸

1350b付近で水流

 ヌカカも集まり出したのでアイゼンを着けて往路を登り返すことに。スラブの上の方には不安定な雪塊があり注意が必要、しかし予定外の登高に歩みも遅い。1280b三俣も近くに見えるが中々遠いし暑さが堪えまする〜。

 少し急だが1280b三俣から門内岳へと真っ直ぐに沢筋を詰めていく。時々笹薮の中から大小のブロックが落ちてくるが熊でも居るのかしら、声を掛けてみるが返事は無い。大きくトラバースして進路を変更。最後の登りだし景色も最高なので、眺めを楽しみ休み休み山頂を目指しましょう。ふらつく足でやっとこ門内岳の山頂へ、14時

北股岳と財布沢源頭

門内より本山方向

青空の下、雪原でひっくり返りゆっくりと流れる雲を眺める。動きたくない気分ですがボチボチと滑降の準備。門内沢の斜面を確認すると一定の傾斜で落ちるオープンスロープが広がっていた。

 滑り出す。あっけない位の快適なターンを刻み、写真を撮りながらグングン高度を下げていく。二俣と合流してからの緩い斜面が長く感じる頃に石転び沢と合流。14時40分、上つぶて石の手前で板を脱いだ。累計の滑降高度は2300b。

 後は新緑のブナ林の道を歩き、蕗の塔やタラの芽を眺め、湧き水を頂きながら、飯豊の滝や沢の心地よい余韻に浸りながらのんびりと長者原への帰路を歩いた。17時35分、大分遅れて出発地点に戻り。
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