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. ルート図
 2005年 山スキーの記録
yamayama.s.

 3月15日 吾妻連峰 大平下りと大沢下り 

間々川源頭と奥に箕輪

ママ河原への下りで

ママ河原

箕輪への尾根の登り 下にママ河原

天元台高原と奥に飯豊

箕輪ピークで 奥に栗子が見える

この先に滝がある(ノド)

滝の下 快適斜面

 今年の吾妻は雪質に恵まれ大当たり、おかげ様で近場で気楽に粉雪三昧を楽しめた。前回行った佐原沢や明道沢での快適滑降に味をしめ、今回は一本隣になる間々川を大沢コースと合わせて滑る計画を立ててみた。

【日程】 3月15日  天候:曇り 
【山域】 吾妻連峰 東大巓周辺
【ルート】 天元台→間々川→箕輪→弥兵衛平→大沢下り
【装備】 ポケロケ165+G3
      靴:T2

 相変わらず積雪豊富な大沢に車を置き、電車とバスを乗り継いで天元台スキー場へ。ゲレンデは前日の積雪で上々のコンディションなり。残念ながら本日はゲレンデで遊んでる余裕は無いので、片道分のバラ券を購入。リフト終点でシール登高の準備、気温は−5度だが日差しがあり温かです。10時、準備はOKで登りだす。

 スノーシューの登山者が先行していてトレースが既についていた。間もなく先頭に追いつきトップを交代するが、かもしか展望台はすぐ。クラストした広い稜線を風に煽られながらシールのまま藤十郎へ。最初は間々川の沢筋に下る予定だったが、なぜか突然、尾根上の大平コースを滑ろうと心変わり。藤十郎、11時15分。不忘閣へ下る夏道の分岐付近(1830b)からママ河原を目指し滑り出す。

 どうも板の滑りが悪い、緩斜面と深雪のせいだけでは無い、ワックスはしっかり効いてるはずだが、雪質のせいか。推進滑降を交えながら林間を縫うようにノロノロ進行、汗が出てきます。後半になると傾斜が出てきて快適なターンを楽しめた、最後が良かったので一応満足ッス。

 11時50分、ママ河原(1340b)。名前の通りの広い河原を横切り対岸に渡る、沢床は安定していて問題はなし。ゆっくりとお茶を飲みくつろいでから、箕輪へとシールで登りだす。何となく目の前の尾根に取り付くが、尾根は次第に細くなり、雪庇を越したり狭い林間をすり抜けたりと行程がはかどらない。

 高度を上げると展望も良くなってくる。眼下の間々川を眺めると、沢床は見える範囲では白くなっていて通過には問題ないようだ。何時もとは違う眺めを楽しみながら歩く。尾根は広くなってきたが、相変わらず雪面は波うってる、迷路のような木々の間を縫い上を目指す。

 13時45分、箕輪(1696b)。尾根上の小ピークとなる箕輪からの眺めは良いが、風が強く写真だけ取り先を急ぐ。膝下程度のラッセルだが重い雪に足の運びも重い、弥兵衛平に出れば後は大沢下りのツアーコースを下るのみだが。
 箕輪

 樹林帯を抜けて広い弥兵衛平に出る。雪面は固くデコボコなので早めにシールを剥がし、推進で滑ろうとするが滑りが悪い。僅かな登りこう配あり。14時55分、渋川の源流部が見渡せるる所に出たので、雪質の良いであろうと思われる沢筋に降りる事にする。しかし、そこそこの傾斜はあるが板が走らない、雪質が微妙に重く滑りが悪いのです。ワックスは効いてるし、浮力も走りも抜群のポケロケがなぜ。

 沢の中をほとんど歩きと推進で進むが、結構息が上がります。小滝の手前から小さく巻いて沢に戻ったが、これだけ雪があれば通過には問題ないかも知れない。この先、傾斜がありテレマークターンを楽しめるが、林道付近の適当な所で早めにシールを付けて砂盛の尾根を目指しトラバース気味に登る、15時30分。下の林道は気が付かない可能性もあり。
 砂盛

 16時、尾根上。複雑な尾根を越してシールを剥がして滑降に移る前に、念のためにGPS付き携帯で確認してみる。樹林帯のせいかレベル2で精度は今ひとつだったが、まあ大丈夫でしょう。少し滑ると沢への急斜面となり快適滑降だが、ルートミスの不安もチラリ。下りすぎたかと思う頃スキーのトレースに出あう。朝、大沢で会った単独行の女性だろうか、ここまで登って来るとはパワフルな方だ。

 さて、問題は林道の滑走です。トレースが有るし雪質もクラストして固く板の走りは良い。快速でドンドン下れて気分は最高、おまけにテレだとボーゲンでターンする機会が少なく足への負担も少ない、板のおかげも有るかもしれませんが。広い放牧場をクルージングして気分爽快、いい感じのクラスト具合です。

 やはりワックスは有効で雪質が変わると走り出しました、沢筋の雪質が問題だったようです。積雪豊富な林道を大沢駅まで快調にこなして充実の大沢下り後半部を満喫する事ができた。17時、大沢駅。


牧場から栂森

大沢駅で



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