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. ルート図
 2005年 山スキーの記録
yamayama.s.

 5月26日 鳥海山 祓川から新山

祓川より山頂

七高山山頂

千蛇谷と外輪

稲倉岳 ここで登り返す事に

千蛇谷を快適に登り返す

出発地点の祓川も近い

鳶だろうか?餌が豊富なのか良く見かける

 山スキーで快適にシール歩行を楽しみたい事と、山板のTRABアエロに付けたプレートの効果を確かめたかった。鳥海山の祓川からのコースが残雪も豊富で良い様に思え、少し遠いが久々に祓川へと出かけてみた。

【日程】 5月26日 天候:晴れ
【山域】 鳥海山 (2236b)
【ルート】 祓川→新山→千蛇谷往複→百宅コース往複→
      七高山→祓川戻り
【装備】 板:TRABアエロ180+ダイナフィットTLTcomfort
     靴:スカルパF1

 道の気憶も曖昧で、少し道に迷いながらも久々の祓川に到着。朝から青空が広がり気持ちよく出発の準備。今の時期ににしては周囲の残雪も豊富に感じる、山頂までは雪をつないで行けそうです。

 6時5分、シールで歩きだす。雪は締まっていてシールの利きも良いが、雪面はデコボコで滑走するにはどうか。至るところに下がる赤布に導かれ順調に登高、天気が良ければ地図などを見る必要も無い。

 七ッ釜避難小屋付近で何人かの先行者がいたが何時の間にか見失ってしまった。次第に斜面の勾配が増してくると七高山の山頂も近い。巻気味に登って山頂着、7時55分

 青い空と海、記念写真を撮って一休み。前回の山行で作った脛の傷もブーツが違うせいか問題は無し。兼用靴はやはりシール歩行で使うのが正解です、ネ。 (;^_^A 

まだまだ中間地点

新雪が白い新山

 千蛇谷の滑降を目指し新山へ。板を片手に夏道を下り僅かにシールで登ると新山の山頂着、8時20分。岩の上から周辺を観察してからシールを剥がして滑り出す。滑り出しは久し振りの道具のせいか何となく違和感あり、それでも下るにつれ何となく調子も出てきます。

 千蛇谷側上部は日が差すのが遅いせいか雪は固く締まっていた、高度を下げるにつれ少しづつ雪も緩んでくる。ロングターンで快速進行です。雪面も荒れてきたので夏道が外輪に上がる辺り、1780b付近で滑降を終了とする、8時40分

 鳶(トンビ)だろうか後ろから付いてきて頭の上で輪を描いている。ここで大休止してユックリと朝食、残念ながら油揚げは無し。稲倉岳や周囲の眺めも良く、風も無くて穏やかです。当初はもっと下るつもりだったので少し物足りない気分。登り返して百宅コースで一本滑る事にする。

 谷筋の素晴らしい景観を楽しみながら登高、外輪に上がり夏道の分岐で滑降の準備、9時55分。遥か下に唐獅子平避難小屋を確認して一気に滑り降りる。フラットな大斜面が長く続き安心して飛ばせる。太腿がピクピクし始めた頃に避難小屋に着く、10時5分

百宅コースへ

唐獅子平避難小屋

 石油ストーブを備える小屋の前で時間は早いがまたまた大休止する事に。30分近く休んで眠くなった頃、重い腰を上げてシールで登り返すと致しましょう。最後に直登が苦しくなって来ると山頂も近い。ようやく七高山の山頂へ、11時35分

山頂より百宅口方向

ラストは祓川へと滑降

 秋田訛りが飛び交い山頂は賑やか、言ってる事を全ては解読不能。ボーダーからテレマークやゲレンデスキー装備、一般登山者とスタイルは様々。さて、最後の一滑り。鳥海らしくロングターンで滑り降りる事に決めて山頂より飛び出す。

 フラットな雪面を切り板の走りは絶好調、長目の板はこのシチュエーションにぴったし。避難小屋を通過かする辺りから雪面もデコボコで休み休み下るように。最後に緩斜面を僅かに漕いで祓川に戻った、12時5分。滑降高度2000b



 板に付けたプレートはこれと言った違和感も無く何の問題も無し、滑りも普通な感じでした。それでもスピードに乗って瞬間的に負荷がかかると靴と板がたわみ少し不安になるときもありましたが、ビンディングの誤作動も無くこれも大きな問題では無い。軽量化に目をつぶれば納得できるレベル。

 緩斜面を流していると板と靴がしなるのが手に取る様に、いや、足に感じ取れます。ユニークな道具です。
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