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 2004年 山歩きの記録
yamayama.s.
 6月23日 吾妻連峰と安達太良山縦走                                ルート図へ

 霧雨の山頂でした

 人形石で、天候は回復傾向

 藤十郎といろは沼

 弥兵衛平より西吾妻方向

 谷地平湿原

 谷地平避難小屋

 東吾妻山頂

 景場平

 幕川温泉付近からの箕輪山、遠いです

【日程】 6月23日 天候:晴れ
【山域】 吾妻連峰と安達太良山
【ルート】 若女平登山口→西吾妻→東吾妻→
     幕川温泉→安達太良山→奥岳登山口
【装備】 行動食と水は満タンで要減量

 数年前に天元台スキー場から土湯温泉への楽々日帰りスキーツアーに好印象を残した事があった。果たして無雪期に縦走したらどの辺まで歩けるか、以前から気になっていた事もあり今回実行してみたのですが。

 1時、若女平登山口より出発。水が流れる道を足元に気を配りながら尾根へと取り付く。カモシカだろうか寂しそう鳴声が定期的に聞こえる。返事を返しながら歩くと傾斜も落ちて尾根上のルートとなる。振り返ると米沢市の夜景が眩しい。

 ガサガサと音がしてカモシカと出会いびっくり。すぐに林の中に消えたがあんなデカイのに体当たりでもされたらひとたまりも無い。若女平を通過すると霧が出てきて視界も悪くなる。このコースは意外と歩き難く時間を要するが、今日のように湿っていると木の根と石にスリップしてペースも上がらない。

 沢コースのような登山道を慎重に歩き傾斜が無くなると草原の一角に出る。滑りやすい木道を慎重に歩き僅かに登ると西吾妻の山頂、3時30分。藪気味の山頂を梵天岩へと下るが下半身はグッショリ。

 梵天岩の下りで日の出となり、ヘッデンを収納してカッパの上だけ着用。滑りやすい石の道を下り大凹の水場に出ると水流が細く、あてが外れる。湿った木道を歩くがコケルと痛そうです。人形石を通過4時30分

 稜線上は湿原と池塘が何処までも続き、観賞やら写真撮影で行程もはかどらないがこの時期の吾妻も良いものです。荒れ気味だった登山道も木道が整備延長され東大巓の先まで続いていた。何も無い東大巓山頂は寄らずにその先の木道終点で一息入れる、6時

 遅めの予想タイムにぎりぎりのペース、この先もう少しペースを上げたい所。高度差の少ないコースを谷地平を目指す、スキーで滑ればすぐのコースも歩くと結構長い。足元はとっくに泥だらけ。

 ワタスゲの揺れる谷地平湿原を通過して避難小屋へ8時着。中には荷物が有ったが人はいない、朝飯前の一仕事か。沢の水は旨いが釣り師や登山者も多いので程ほどにしておく。

 姥ヶ原から東吾妻への登りもスタスタと歩く条件にはなくスローペースで進行。なんかこのペースから抜け出せない。下山予定は16時で余裕かなと思っていたが雲行きが怪しくなってきた。9時45分、東吾妻山頂。

 気持ちの良い景場平の展望台で一休みする。会津方面は雲がかかり展望が悪かった。荒れ気味の登山道を下ると不意にスカイラインの車道に出た。暫く歩いて幕川温泉へと下る登山道に入る、整備状態は良かったが途中で変な踏み跡に入り込み時間をロス。

 その後は順調に下り幕川温泉を11時50分に通過。土湯峠を目指し車道を歩く、途中の湧き水で水とエネルギーを補充。旧国道で思い違いをしてルートミス、野地温泉登山口まで下り遠回りをしてしまった。

 鬼面山を通過して滑り易い道を箕輪山へ、珍しく今回は一度も尻餅は着いていないのです。途中の融雪水で頭を冷やす、じゅ〜。箕輪山頂着15時。ピークの最終目標である安達太良山が見えた、振り返ると西吾妻が遠くに頭だけ見える。もう少しだ。体があちらこちら痛み出してるがガマン、ガマンです。

 眺めの良い馬ノ背を通過すると山頂は目の前。安達太良山頂、16時10分。予定より遅れてるので急ぎ下山開始。薬師岳展望台経由で下るが整備された登山道は石畳と木道が長く膝にきつい。17時40分、スキー場横の奥岳登山口に下山。

 デポしておいた自転車に乗りヌカカから逃げるように下る、肩が痛むが神経痛かなァ。自宅までは2時間あれば余裕と思ったが、やはり夜道は怖く歩道をスローペースでペダリング。45キロの道のりは使う筋肉が違うせいか鼻歌気分の安全運転で、自宅に着いたのは20時20分

 天元台から奥岳までは直線距離で約25キロの長丁場、体力測定的な登山でしたがそうは甘くはありませんでした。山も色々道も色々で、だから登山は面白いのかな。




 鉄山避難小屋、東吾妻と中と西の山並

 安達太良山頂

 やっと歩きから解放です
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