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 2003年 山スキーの記録
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しぎはらの山々日誌

< 月山周辺の山スキー >

 どこでも滑れる大斜面が広がる月山の山スキー適期は以外に短い。4月を月山の集中滑降にかけてみた。

立谷沢と湯殿山の滑降 4月7日             ルート図
 肘折コース前半部となる立谷沢までの日帰り往復と付近の偵察を計画。
 月山荘の駐車場に車を止めて出発準備をする。
 5時30分、石跳沢をルートに月山山頂を目指し出発。山頂手前の牛首より笹川源流の斜面を観察、稜線付近はシュカブラが発達して快適な滑降は期待できそうにない。

田麦川の源流 山頂直下

 9時30分、月山山頂。強風でクラストした広大な斜面を念仏ケ原を目標に滑り出す。
緩斜面が続くが、雪は固く締まり板が走る。千本桜の手前より雪庇のある立谷沢へと ルートを変更、沢は大きく落ち込んだ後もコース変化が面白く、870m二俣まで下降。
 10時20分、870m二俣。立谷沢橋の下流になる二俣付近は深く雪で埋まり安定してい る。夏道のある尾根を目指し支尾根の末端に取り付く。湿雪の急斜面にステップを刻み少しづつ高度を上げて行く。尾根は次第に傾斜も緩み、山頂へと単調な登高を続ける。
 14時40分、月山山頂。次の目標は姥ケ岳北西面。柴灯森から斜滑降で大きく回り込んで姥ケ岳北西面に出る。期待の大斜面を装束場のコルまでロングターンで一気に滑 り降りる。自分だけのシュプールを観察しながら大休止。時間があるので湯殿山へとシールで登り出す。
 16時50分、湯殿山山頂。山頂よりダイレクトなラインで石跳沢1150mを目標に滑り 出す。日陰となった斜面はクラストして板が流されるが問題はない。心地よい緊張感の中で石跳沢へと滑り降りた。
 17時30分、出発地点に戻る。


千本桜付近より沢筋に降りる どこでも滑れる広大な斜面が続く

広く開放的な沢床 尾根を目指し沢から抜け出す

尾根の上より下降ルートを見る 雨告山と笹川  

 

清川と金剛沢の滑降 4月22日               ルート図

 道路の除雪作業で予定より遅れて姥沢の駐車場に着く。

 6時10分、出発。月山山頂近くの胎内岩1900mを目標に登高。
 9時、稜線上1900m。強風の中を東俣沢へと下降するが、固くクラストした斜面は不快だ。清川源頭の斜面が魅力的だったので予定を変更、少し登り返して源頭部の一角に出る。極上のザラメが広がる大斜面を一気に滑り、清川へと滑り込む。沢の中は快適なロングコースで順調に下降。
 9時50分、立谷沢橋。沢もこの付近より水流が出てきたので下降を中止、夏道沿いに 山頂へと登り返す。
 13時40分、月山山頂。笹川への滑降ポイントを探すが、稜線付近はブッシュと岩で 雪付きが悪く諦める。
 14時30分、前回確認していた笹川と金剛沢の中間尾根を目指し滑り出す。尾根上は クラックや片斜面で思ったよりコース変化がある。斜面の緩くなった所で金剛沢1400mを目標に上流へと回り込むように下降。沢床に降りると、上から見るのと違い迫力 ある斜面が広がっていた。柴灯森への登りはアイゼンとピッケルで取り付く。
 16時、柴灯森。時間があるので西俣沢を下降してみる。快適な緩斜面を姥沢出合い1000mまで滑り、駐車場へと登り返す。
 17時15分、出発地点に戻る。


朝日の山々 清川源流部を下降

夏道の橋付近、下流には水流が 笹川への下降ルートが良くない奥の白い部分の下も悪い

柴灯森からの金剛沢源頭

 

笹川の滑降と雨告山 4月25日              ルート図

 月山山頂直下より笹川の滑降と雨告山への登頂を計画。

 6時10分、姥沢の駐車場より出発。順調に登高を続け鍛冶小屋の下で滑降準備をする。稜線付近はブッシュが出て黒くなっている。
 8時10分、山頂直下の笹川源頭を目指し斜滑降で滑り出す。なんとか雪をつなぎ広い源頭部に出る。下流にはデブリや土砂崩れの跡が見えるが、行ける所までと決め滑り出す。
快適な斜面が続きスピードが出るが、クラックや斜面の変化もあり注意しながら下降する。川床いっぱいに屈曲して続く雪崩の走路を避け、左岸の台地を滑り雨告山の下で滑降終了。

山頂直下 笹川 尾根をルートに登り返す


 
山頂の雪が落ちヤブとなったピークを目指し、アイゼンとピッケルで急斜面をわずかに登る。
9時10分、ヤブの山頂は敬遠して直下になる雪庇の上を本日のピークとする。雨が降 り出す中、いったん笹川へと滑り降り、笹川と田麦川の中間尾根をルートに鍛冶小屋へとシールで登り返す。
 12時、鍛冶小屋下のエントリーポイントに戻る。後は、姥ケ岳に登り返して姥沢へ と滑り込む。
 13時、出発地点に戻る。


エントリーポイントに戻る

 


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