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. ルート図
 2002年 山スキーの記録
yamayama.s.

しぎはらの山々日誌

<チョッとしつこく 飯豊山 山スキー >
6月10日、11日

 昨年の6月に飯豊山周辺より見た各雪渓の残雪状態が良く、来シーズンの最期は飯豊と決めていた。スキー板もスキーボード系の146cmの板を新調、結果は滑りも登高も軽快そのものでヤブこぎも楽勝とこれ以上のマテリアルは望めないと思う。流動的な計画では、本山より大岩沢と本社の沢を滑降、ルートの状況では大又沢や御秘所沢の周回を予定してと夢はふくらむ。

10日
 5時10分、大日杉を出発。スキー道具一式をザックに付けると避難小屋泊装備とはいえ重荷がこたえる。
御坪より本山と御秘所沢

 7時30分、予定タイムより早めに地蔵岳を通過して切合小屋を目指す。御沢分れより雪渓コースに入り下流を偵察すると、雪渓が寸断され水流が出ていてルートには使えない。雪渓上でアイゼンを付けてそのまま草履塚まで登る。
 12時30分、本山小屋。不要な荷物を小屋に置いて大岩沢の源頭を目指す。本山の山頂より登山道を少し下って大岩沢側の雪渓上に出る。沢は屈曲する1300m付近までは残雪で埋まっているのを確認、快適な滑りが可能な所までを終了点と決めて滑り出す。時間はあるのでゆっくりと流しながら下降する。下るにつれて無数の縦溝が深くなり、1400m付近の二俣手前で滑降を中止する。左岸の岩稜が印象的な明るく開けた沢だ。

宝珠山と大岩沢源頭

1400M付近で滑降を終了

 13時40分、時間に余裕があるので偵察を兼ねて左の雪渓を詰めてみる。うまくすれば本山と小屋の中間付近の稜線に出られそうだ。しかし予想通りにルートを一本間違えてヤブこぎ少々(約15分)でようやく稜線に出る。
 16時30分、本山小屋。明日は本社の沢の周回ルートを予定していたが、夕方から強風となり夢がしぼむ。

11日
 6時、大日杉を目指し下山開始。風はだいぶ収まったが時折小雨がちらつく中、風にあおられながら慎重に下る。草履塚から御沢分れの取付きまでスキーで下る。地蔵岳より雨は本降りとなりコケるように大日杉に下山した。
 11時、大日杉小屋着。

 


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