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. ルート図
 2001年 山スキーの記録
yamayama.s.

 5月12日 飯豊連峰 北股岳 北股沢左俣                                

 昨年門内沢を滑降した時に、北股岳山頂から石転び沢へと雪がつながっていて面白そうなルートだなと目を付けていた。しかし、 三週間後に目指した時は山頂の天候が悪く滑降を断念。 そして今回、時期は少々遅いが日帰りで梅花皮壮から北股岳を目指した。

 山頂にスキーとザックを置き、ロープとバイルを持って偵察に出て少し下ると、あっけなく雪庇のない手頃なエントリーポイントを発見。滑降ルートを偵察すると中間部の岩稜帯の下にクレバスが横に何本か走っているのを確認した。

 滑り出しは流雪の発生が有りそうなのでトラバース気味に雪面を切り、表面の雪を落としていく。止まってルートを確認していると、上から見ているのと違い圧迫感が物凄い。上部の雪庇も気に掛かり、慎重にターンを刻みながら高度を下げる。

 やがてルートはルンゼ状の二俣となる。ノド状になってる左沢を避け、右沢にルートをとってさらに下るとクレバス帯に出る。右端に通過できそうなポイントを発見する。スキーを横にして難無くクリアし核心部は終了。あとは石転び沢まで快適滑降して昨年のテーマを完結した。

 石転び沢出合850Mから北股沢の大斜面を見ると、自身の落とした流雪の後が肉眼で確認できるほどだった。
山頂付近。一本奥が滑降ルート。奥に石転び沢。
石転び沢出合より北股岳方向
北股沢中間部付近、クレバスの上部。
クレバスを通過、左沢と右沢。
石転び沢で。左奥が滑降ルート。ビールが旨かった。

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